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【ミラノ】差別はないが区別はある、ヨーロッパの二重構造。 [イタリア珍道中]

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イタリアって国は大抵どこへいっても人は親切だし、食い物は美味いし、
ワインなんてそこら辺のスーパーで安いのを見繕って買って飲んでもやたらに美味いし、
ネーチャンはきれいだしで言うこと無いんだけど、ミラノだけはどうも自分と相性が悪い。

それでも地下鉄で駅を2つか3つ離れると、それほどでもなく、気さくなイタリアになるのだけど。

ドゥオモのある中心部あたりは、レストランへいってもカフェにいっても、なんか、気に触ることがある。
なんでなのか考えたのだけど、ミラノって日本で言うと東京と同じような位置づけになる都市です。

てことはですね、もともとのミラノの人ってミラノにはいないのですよ。
ミラノで生まれて育ったちゃきちゃきのミラノっ子はたいていがコモ湖のあたりの高級住宅街に住んでいます。
で、通勤はミラノの中心部までクルマでというのが多いようです。

するってーと、あれです。
普段ミラノの飲食店やおみやげ屋、タクシードライバー、その他もろもろの人たちは、
いっちょミラノで一旗揚げよう、と、斯様な心意気を持ってやってきた人たちなんですね。
誤解を恐れず言えば、田舎もんなわけです。

なので、ちゃきちゃきのミラノっ子の前では大人しくしていても、ひとたび、
自分たちよりミラノを知らない田舎者(例えば観光客とか)が来ると居丈高な対応に出るわけです。

その観光客の中でもとくに日本人観光客はおとなしい、というか、自己主張しない、というか、
コミュニケーションできない(しない?)ので、ますます小奴らは頭に乗り、ある種のビヘイビアーを見せるという。

一般的な社会では差別はないことになっていますが、明確な区別があるのがミラノに限らずヨーロッパの特徴です。
向こうへ行ってCLASS(クラス)という言葉が出たら、日本で言う、ひとクラス上のとか、
そんな生易しいことでは済まない。

例えば駅前に食堂が二つあったとして、片方がテーブルクロスあり、
もう一方がテーブル直という店だと、明らかに客層が違います。

日本だと「あぁ、こっちのほうが値段が高いからだな」とか思うのですけど、
ヨーロッパではテーブルクロス有りの店に入りたくても入れないクラスの人がいて、
本人も周りもそれをわかっているのです。

添乗員がいるツアーなら彼らの引率に任せておけばいいのですが、たとえばすべての手配を自分でして、
見知らぬ街を旅する場合、とくにヨーロッパでは、気をつけたほうがよいのがクラスという概念です。

ただ、以前に比べるとだいぶ少なくなっているので、余程のことがない限り、嫌な思いをすることは少ないと思いますが、
あることをきっかけとして、階級制度があった頃の名残を感じてしまう場合があるので、留意されたほうがよいと思います。

そのヨーロッパの中でも、イタリアは親日家が多く、かつて戦争も一緒にやったくらいですから、
アニメやキティちゃんも大人気で、吉本ばなな、村上春樹は
ベストセラーになっているほどなので日本人には優しいはずです。

ただし、イタリア人の前でフランスのことは褒めないほうがいいです。
彼らは本当にお互いをバカにしていますから。






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【ローマ】川沿いのアペリティーヴォで腹いっぱい、飲んで、飲まれて、酔わずに踊れ。 [イタリア珍道中]

ローマ


ローマって歩いて巡るにはちょっと広いので、ふらふらっとしたい時は、
はとバスみたいにローマの中をグルグル走る二階建てのオープントップのバスによく乗ります。

一日券を買うと乗り放題、最寄りのバス停で降りて、
また、バス停で待ってると次のバスがバス停に書いてある時刻表通りには、、、なかなか来ません。
だってイタリアだから、それは仕方ない。

初めて自分がローマを知ったのは映画の中だったから、確か、ローマの休日、
新聞記者が王女をベスパの後ろに乗っけてローマ巡りをするでしょ、
あれを見てローマの名所の位置関係を覚えたから、最初ローマに行った時、
スペイン広場の階段を上がったところにトレヴィの泉があると思っていて、
とんでもない勘違いをしていました。

階段を上がって見回しても、見慣れた泉がないので、散々探して、人に尋ねて、
やっと真実を知ったわけです。よく考えりゃ、そんなこと当たり前で、
映画だからいろいろと都合に合わせて編集してあるのよね、と。。。

ところで、アペリティーヴォっていう仕組みがあって、そもそもは食前酒という意味なんですが、
イタリアで夕方くらいにアペリティーヴォをやっている店に行くと、好きなドリンクを一杯頼むだけで、
あとは食べ放題できます。

店によって、野菜だけでなんでもつくっていたり、肉が美味しいところ、
惣菜が充実しているところなど、それぞにカラーがあり、
あちこち食べ歩いているとそれだけてお腹がいっぱいになっちゃいます。

イタリアは晩飯を食わせる店が開くのがだいたい夜の八時くらいなので、
それまでお腹の持たない仕事の終わりの人たちのために始められたと思うのですが、
アペリティーヴォに行ったら、もう、ご飯はいらない感じです。

飲み物は高くても10ユーロしないので、そこら辺でチェーンスタイルのハンバーガー食べるより安くて、
しかも美味しいので、年代を問わず人が入っていて、賑やかで、カジュアルに食事を愉しめます。

店も凝ったところだと、教会だったところを中だけちょっと変えて店にしてたりするので、
入るときに思わずお祈りしそうになったりします。

こうやってアペリティーヴォでひとしきり食べてから、イタリア人共は踊りに行くわけですよ、
この人たち踊るの大好きだからさ。自分も付き合って行ったことがあるのですけど、
朝まで踊るから、ヘロヘロになります。


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ローマが舞台の映画、ローマの休日以外にも、こういうのがあります。

フェリーニ監督の81/2をミュージカルにしたものを映画化したものです。

主人公の映画監督を演じるのはダニエル・デイ=ルイス、それを囲むビューティーはマリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ニコール・キッドマン、ケイト・ハドソン、ジュディ・デンチ、ソフィア・ローレンですよ。

監督が乗るクルマがアルファ・ロメオのジュリアスパイダーです。
乗りたいよね〜、こんなクルマ、隣にペネロペ乗せてさ。
そんなことになったらきっと前なんか見てないので、運転なんかしてらんないと思うけど。


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【フィレンツェ】革を買うならフィレンツェよ。 [イタリア珍道中]

アレッツォ


フィレンツェの駅


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さて。
アッシジから戻る途中、フィレンツェに寄る。

かみさんは買い物、自分は頼んでおいた靴を受け取りに行く。

時にですね、靴はイタリアの靴がいいですよ、お勧めです。
もちろん、他にもたくさんいい靴はあると思います。
けれど、イタリアの靴はどこで買ってもたいていの日本で買う靴よりいいです。

これまじです。

例えばそこら辺の市場の露店に並べられていたり、ワゴンに盛られて
一山いくらで売られていたり、そんな靴でも全然違います。

自分は革靴しか買ったことないんだけど、あのヨーロッパの石畳を歩いても疲れず、滑らず。
道理でこっちの男子はジーンズでも革靴だと思ったよ。
スニーカーより歩きやすいんです、格段に。

と、そんな経験をして以来、服と靴はイタリアへ行った時にまとめて買うようにしていて、
だんだんとそれが高じて足型をとってもらって靴を作ってもらうようになりました。

初めて作ると木型から作り始めるので半年から一年待つことになります。
いちど木形ができるとその後は電話で注文できるようになる。

革の種類(やれコードヴァンだの、カーフだの)やスタイルプレーントゥだとかモンクストラップだとか)、
あとは色を言えば自分の足にフィットする(と言ってもぴったりしているということではなくて
キツくないんだけど緩くなく微妙な履き心地)一足を作ってくれて、頼めば送ってもくれます。

ただ、最近、革靴を履く機会がぐんと減り(スーツを着なくなったからね〜)、ちょっと勿体無い。

総じて革モノをイタリアで買うならフィレンツェがいいと思います。安いし、種類も豊富だし。
こっちのイケてる女子は冬になるとたいてい革を着てます。(毛皮じゃないよ)そして足下がブーツ

ちなみにスーツとワイシャツはナポリがいいです。街中、神業のテイラーだらけです。

あとは財布手袋

特に手袋は手を見せただけでピッタリのやつを一発で出してくれるおばちゃんがいる手袋屋とかあります。

そして。

買い物を終えて腹も減ったのでここで食べていっちゃおうと最寄りのレストランへ。
なんとなく馴染んだ味にほっとする、そんな晩御飯でした。





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【アッシジ】昨日と断絶していない朝のはじまり。 [イタリア珍道中]

夜明け


夜明け


夜明け


夜明けの予定時刻より少し早く起きて朝日を待つ。
まだ、ベッドでは妻が自由な風のように寝ている。

これからシャワーを浴びて少し散歩へ出て、のんびり朝飯を食うのだ。
澄んだ空気においしい水、うまい飯を終えても一日はたっぷりとある。

また一緒に旅に行きたいと思うのは決まってこんな時間が多い。






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【アッシジ】魚も肉もほとんど無い、野菜が中心のアッシジの食事。 [イタリア珍道中]

アッシジ


アッシジ


アッシジ


ひとくくりにイタリア料理といっても、実のところイタリアはもともが20あった国を
都合によりひとつにまとめているだけなので、北から南まで南北に長いイタリアの料理は
もともとあったそれぞれの国の郷土料理ということになる。

和食と言っても北と南では趣が違うようにイタリアでも同じなのだ。

彼らにとってはイタリア料理という概念はなく、あくまで「おらが町の料理」なのだ。


さて。
今夜の飯をどうするか? という問題を我々は抱えていた。
とりあえず宿の真ん前にあったバールでワインを飲みつつ思案する。

時に。
このワイン、最初はグラスでもらっていたのだけど、キンキンに冷やされていて美味いので、
おかわりを頼むのが面倒になり途中からボトルごともらって飲んでしまいました。


街中をウロウロしていて見つけたアレやコレらの飲食店について活発に議論を交わし今夜の飯を決めた。
宿から歩いて十分ほど、ミネルヴァ神殿のそばにあるシックなトラットリアにした。

夏の盛りだったし、夜になると気温が下がり、山間から転がる風が心地よいのでテラスに席をとってもらい、
かみさんはビール、自分はアペロールの炭酸割りを頼み、ふたりで穴のあくほどメニューを読む。

ほとんどが野菜ばかりのメニューで、魚や肉のたぐいを使った料理は少ない。
アッシジは山の中にあるんだから、地元の材料といったら野菜が多くなるようです。
とはいえウンブリア、ビステッカとかも美味しそうで心を惹かれたのだけど。

結局。
ズッキーニのカルパッチョ、ポルチーニを包んだトマトとバジルのトルテリーニ、
いろんな野菜のスープ、アーティーチョーク、トリュフのラビオリなどを食べた。
ワインはよくわからないのでハウスワインの赤をでっかいカラフェでもらいました。

でも。
珠玉だったのはズッキーニのカルパッチョ。
薄く薄くスライスされたズッキーニをオリーブオイルとアチェートで和え、
くるみを砕いてペーストにしたものがソースになっている。

いつだったかあけびの新芽を軽く湯がいて、くるみの餡で食べさせてもらったことがあるのだけど、
それを思い出させる美味しさでした。

御飯のあとは夜のアッシジを散歩。
風にのってオリーブの匂いがほのかに薫る街中を気持よく巡りました。





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【アッシジ】要塞 ロッカマッジョーレ [イタリア珍道中]

【アッシジ】要塞 ロッカマッジョーレ


ロッカマッジョーレからの眺め


【アッシジ】要塞 ロッカマッジョーレ


朝、朝飯まではまだ時間があるのでちょっと散歩へ出てみた。
どっかないのかなとすれ違う地元民らしき人に尋ねると見晴らしの良い所があると教えてもらった。

オリーブの畑を見ながら(というかオリーブの木しか生えていないのだけど)
てれてれと坂道を登ること三十分あまり、城、というか、なんかでっかい建物のある広場っぽいところへ出た。

この建物はマッジョーレ要塞というらしく、中世の頃に敵からアッシジの街を守るために建てられたらしい。
中に入れるのかと門まで行くが閉まっている。切符売り場もあるのだけど誰もいない。

見下ろすと聖フランチェスコ聖堂が見える。

と、やおら、おばちゃんが現れた。
挨拶をして話をするとモロッコからひとりで来たらしい。

おばちゃんとかみさんは、なにやら女同士の話をしているので自分は要塞の周りをウロウロとパトロール

宿への帰り、かみさんが薬局へ行きたいという。
具合がわるいのかと思ったらそうではなく、オンナの用品を買いたいという。
薬局を見つけ外で待っているとかみさんが荷物を持っててできた。なんかデカイ包を持っている。

以下、かみさんの弁。

こういうものはなんだかんだいっても日本製が一番配慮が行き届いている。
ひとつひとつ丁寧にくるくると巻いてあり、包装されている。
だがしかし、これを見よ、さあ使えと言わんばかりにそのまんまの姿で重ねられている!
まるで紙おむつのようではないか。しかも一つ一つがでかくて装着するとゴワゴワする。
しかも両面テープの部分が大きくてなんかイヤ。

確かに見てみると紙おむつのようで、機能としては十分にその役を果たすのだろうが。

こういうのも文化の違い、なんだろうね。





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【アッシジ】カトリック教徒巡礼の地 [イタリア珍道中]

アンコーナ


ヴェネチアからボローニャで一旦荷物を置いてアッシジへと向かう。

そういやヴェネチアの駅でボローニャまでの切符を買ったのだけど、ホームへ出るときに
なんとなく違和感を感じたので切符の行き先を確認したらヴェローナとなっていた。

ありゃりゃ。

切符売り場に戻りおばちゃんに「ヴェローナじゃないよ、ポローニャだよ!」と言うと、
「あらゴメン、ここからジュリエッタの家を見にヴェローナに行く日本人が多いから間違えちゃったのよ。」

そしてボローニャの駅。

切符売り場でおっちゃんに「関東甲信越小さな旅的な感じでアッシジまで大人二枚ください。」
おっちゃんしばらくうーんと考え「あいよ!」と発券してくれる。

アッシジまでは特急で行けばボローニャからだと2時間程度なんだけど、
フィレンツェ、アンコーナとローカル線を乗り継いで海岸線沿いにめぐり、
アッシジまでは約5時間、着いたのは昼過ぎ頃。

途中検札があり、切符に打刻してくるのを忘れたので車掌に説教される。
イタリアでは列車に乗るときに改札を通らない、というかそもそも改札という概念がない、と思う。
これは他のヨーロッパの国でもそうだけど、駅からホームまではそのまんま行ける。

なぜだろうとかつて考えたことがあって、これは多分あれです、
愛する男が旅立つのをその日の朝知った恋人が、
その子鹿のような足で駈けて来て改札で手間取り別れを告げられないことを防ぐためである、と、
勝手に納得する。多分違うと思うが、でも、いいのだ。

アッシジの駅に着いたら今度はバスに乗り換えるのだが、
今夜の宿に近いバス停の名前がわかんない。だからとりあえず終点、
アッシジの街の一番標高が高いところまで乗って行くことにした。

アッシジ


途中、観光客はぞろぞろと降りるのだが、まあ、関係ない。
明日は明日の風が吹く、陸続きだから歩けばなんとかなるし、
と、終点で降りたら、なんとも風が心地よい。

しばらく気持ちよく風に吹かれていたのだけど、
お腹も空いたしのども乾いたので目の前にあるバールへ入った。

店にはおっちゃんがひとり。

そうだよね昼時も過ぎているし、なんとなく地元の人しか来ない感じだもんね、ここ。

勝手に冷蔵庫を開けビールの大瓶を2本取り出しレジへと持っていく。

「おなか空いたんだけど、なんか食べるものできる?」
「サンドイッチかパニーニならすぐできるよ。」

プロシュートとトマトとモッツァレッラのパニーニを頼んで、
外のテーブルに座ってるからできたら呼んで、と、声をかけてビールを飲む。

うまい。

しばらくするとおっちゃん、出来たての熱々のホクホクとしたパニーニを持ってきてくれた。

うめえ。

美味いか? どこから来た? と、お決まりのやりとりのあと宿までの道を尋ねた。

おっちゃん、一度店に引っ込むと町内会の地図的なものを一枚手にしている。
しげしげと地図を眺めるおっちゃん、また、店に引っ込むと今度はメガネを手にして戻ってきた。
ホテルはここだよ、と指さして教えてくれるのだが、地図には縮尺が書いてないので距離感がつかめない。

「ここからどのくらい?」
「そうだな、、、、俺の足で15分もあれば着く。」
「ありがとう。」

アッシジ


サルメリア


アッシジ



腹も気持ちも落ち着いた我々は、てれてれとアッシジの街中を散歩しつつ、ホテルへと向かった。
道は下りだから飲んでいても足取りは軽い、頂上まで来たのはそういうことも考えての事だった。





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【ナポリ】結婚式の雨は神様の祝福、天使がキラキラの粒で舞い降りてくる。 [イタリア珍道中]

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ナポリの街をふらふら歩いていたら突然の雨。
傘なんて持ってないし、でも、雨が降るとすぐに傘売りがどこからともなく現れるのだ。
まあ、買う、買わないは後で考えるとして、雨宿りに傍にあった教会へ入った。

ふ〜、やれやれとベンチに座ってぼおっとしているといきなりお嫁さんが現れた。
なんだなんだとその場に居合わせた人たち全員が静かになる。

よくわかんないけど、めでたいので自分も勝手に混ざる江戸っ子体質。
新郎新婦を表で待ちぶせ隣の人からもらった米をぶつける。

いい式でした。カトリックの挙式は初めて見ました。


で、雨。
まだ止まず。

仕方ないから傘を買うのだが、普通に買ってもつまらないので値切ってみる。
一本5ユーロだって。

3ユーロにしてよ。

3ユーロだと、この折りたたみの小さいやつだ。
(日本だと折りたたみのほうが高い気がするのだけど)

俺の体見てよ、それじゃ入らないでしょ。

じゃ、5ユーロだな。お前どこから来た?

俺は日本人だ。

俺はアラブ人だ。

いつも石油大量に買ってんじゃん、頼むよ。

ダメ。

ケチ。

3ユーロでいい。

きゃっほー。


イタリアじゃなくてフランスのことわざだけどこんなのがあるらしいです。
Mariage pluvieux mariage heureux !
-雨の日の結婚式は幸運をもたらす






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【ナポリ】太陽とトマトとレモンとピッツアに熱い抱擁。 [イタリア珍道中]

ピッツア


イタリアの治安てどうなのさ?
という、とてもいい質問が梅ちゃんからあったので、
ちょっとその辺のことについて自分の知見を記します。

で、ナポリです。

イタリアで多分、最も治安が悪いと言われているところです。

日本からパッケージツアーで行ったことがある人によると、
「バスから降りないでください!」「窓から見るだけにしてください、そこっ、写真撮らないで!」、
というアナウンスが流れつつ、バスの中からの観光だけだったそうです。

すごいね、バスに乗ったままってサファリパークかよ、ナポリ。

まずは初日。

駅に着いたのがお昼すぎくらい。タクシーに乗ってホテルまで行き、荷物を片付け、
腹が減ったので街に出る。なんとなくウロウロしていると、ピザ屋を見つけたのでまずはピザ。
ナポリはピッツァ発祥の地と言われています。

で、こうやって食べていて周りを見るとみんな端っこは食べていない。
どうやらピッツアは真ん中の具が乗っているところだけ食べるらしい。

イタリアって生ビールをおいているところが日本に比べるととても少なくて、
生がないときは瓶ビールを飲んでました。ナストロアズーロという銘柄のビールですが、
どしっとした喉越しで美味しいです。

ナポリ


え〜、で、店を出ると、こんなアツい光景に。

そして夜。今度は晩飯です。
旅に出て遊んでいるだけで、他にはなにもしていないのに腹は減るんですよね。
飯を食うのってなんだか時々、とてもめんどくさいと思うことがあるのだけど。

港のあるサンタルチアの方までテレテレと歩いて行く。街頭はあまりなく真っ暗な道もある。
ちなみに、道路を渡るとき歩行者用の信号が付いていないところは、
クルマの隙間を縫って横一列で渡る。クルマは歩行者がいるからといって止まってくれたりはしない。
そこは、もう、お互いあうんの呼吸で渡る。

なんで横一列かというと、縦一列に並んで渡ると後ろの人が間に合わないからです。

サンタルチア


なんとなく雰囲気のよさ気なレストランを見つけたので入ってみる。当然、予約なんかしていない。
こっちの晩飯はだいたい午後8時くらいから。南の方ほど時間が遅くなる傾向があるみたい。

さてなにを食べようかしら、ナポリだからやっぱりシーフードだよね。

タコを前菜にもらい、スパゲッティににボンゴレロッソ、黒鯛のアクアパッツァを頼んだ。
ワインはこうなると白なんだけど、よくわかんないと言うと、ワイン係の人が来てくれた。

銘柄はおまかせで辛口、ボトルで一本50ユーロくらいのくださいと頼んでみる。

ナポリではタコのことをプルポと言って、俗語ではバーカとか、このスットコドッコイが、
という意味にあたります。これイタリア語ではなくナポリ語の言い方なので、
他の地域のイタリア人に言っても???となるかもしれません。

ナポリ


食後にエスプレッソを飲んで、リモンチェッロの代わりに甘いリキュールを飲んで、腹ごなしに散歩、
広場を写真を撮りつつ歩いていると、いきなり囲まれた。

やっちった! とうとうここまでか、良くて身ぐるみ剥がされ、
最悪はシチリア経由でアフリカのどこかに奴隷として売られるのか、
と、腹をくくってよく見たらこんな人達でした。

この人達は地元の高校生です。よくわかんないけど、しばらく一緒に地べたに座って話してました。

イタリアの人は日本びいきが多いので、そしてお互いになんとなく血が合うのでしょう、
かつては戦争も一緒にやったしね、治安、悪いのかもしれないけれど、
普通に注意していれば大丈夫なんじゃないかな、と、いうのが自分の感想です。

答えになっているかしら、梅ちゃん。

いま。思い出した。これは治安とは関係ないと思うけれど。。。

ミラノのガレリアのマックの裏にあるお手洗いに入っていた時。
後ろからなんか視線を感じるのだ。なんか気味悪いので後ろを見たら男が立っていて、
じーっと自分が用を足しているところ、というか、それを見つめている。

チャックを上げてから、なんだよ!というとタバコをくれと言う
(これ、イタリアに居るとよく言われます)。黙って箱ごと差し出すと一本抜いて自分に返した。
そのまま立ち去ろうとすると腕をつかまれた。

は?と相手の目を見ると、ぼくのうちに来ないか、と耳元で言われました。

そんな趣味はないので、やだよ、ばか、と言って立ち去ったのだけど。





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【フィレンツェ】今のイタリア語はダンテが完成させた、と言われている。 [イタリア珍道中]

フィレンツェ


イタリアではイタリア語が公用語として話されています。

んなこたぁ、あったりまえなんだけど、こうなるまでの、
喧々諤々、風説と茨の道というのがありました。

いま、一般的に標準語として話されているイタリア語はフィレンツェのあるトスカーナの方言で、
ダンテが現在のイタリア語を完成させたと言われています。(イタリア語は人工言語なんです)

イタリアはもともとが20の独立した国家を
割と無理やり一つにした国家で共和国制をとっています。

なのでそれぞれに言葉も20あったはずなんです、が、統一後の標準政策によって、
公用イタリア語にはトスカーナ方言が採用されたそうです。

イタリア語のルーツはラテン語と古代ギリシャ語、と言われています。
特にいわゆる俗ラテン語という、当時、口語として用いられていたラテン語が主になっています。

そして今のイタリア語でもラテン語との同一性は75パーセントとも言われています。

だからイタリア語を覚えると同じラテン語をルーツとしたロマンス言語系の
フランス語、スペイン語、ポルトガル語はなんとなくわかります。

ラテン語の風化したものがイタリア語とも言えるのですが、
そのラテン語の最も風化というか、退化したカタチが英語です。

ラテン語と比べると英語の直線的な構文は、ラテン語の持つ名詞の格変化や動詞の人称変化を
失ったために、文の格関係(誰が誰になにを)を語順に依存し、固定された文型にならざるを
得なかったからでしょう。

日本人が義務教育で勉強しているのに全然身に付かない英語。

高校を含めると6年間も勉強してきたのに喋れないのはなんで?
という話になることがありますけど、
それは英語を喋る学習指導要領になっていないからです。

日本における、いまの英語教育の基礎が作られたのは明治時代。

ペリーが浦賀に来て鎖国をやめてから、外国の文化がどっと日本へ流れてきて、
とにかくその時の日本は外国に追いつけ、というものだったのでしょう。

そのためには外国語、特に英語の本の内容を広く国中へ広める必要がありました。
だから、まず読める必要を満たすために文法を教え、辞書をつくり、としたそうです。

単語の意味は辞書で引き、文法がわかれば大意は汲めると。
だから喋る、話す、という必要はなかったのです。

で、この英語教育の指導要領、いまも、ほとんど変わっていないそうです。

でもね、仕事を含めて海外へ行って英語がわからないから困ったことはほとんどないです。

どっちかというとスペイン語のほうがこの星の上では通じる範囲が広いし、
自分はスペイン語はわからないけど、イタリア語はわかるので、なんとなく意思の疎通は図れます。

それに、コミュニケーションのベースは気持ちを伝えること。

文法が発音が、と、頭で考える前に「腹減ったからなんか食いたい!」っていう、
意思表示ができれば意外に大丈夫なもんです。

海外へ行ったら、自分が外国人なんだから、言葉ができないことはとても大目に見てくれます。
文法や発音を正しく喋ることより、まず、伝える気持ち、気持ちは世界共通に伝わり、
あいむそーりー、じゃなくて、サンキューと言える心構えが大切だと思います。





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