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もう、夏も終わり。 [写真]

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いま、すごい雨。気温は26℃。

最近の夏は暑すぎてたのしくないね。
以前は夏だというと「さあ、人の道を踏み外す季節だぜ!」と遊びまくったのですけど。

昨日の診察で親父の通院も終わり。手術をせずに投薬だけで済みました。
一時期の歩けない状態から、だいぶ歩けるようになり、あとは当人のリハビリ次第。

お墓参りに言った時、どっちかというと親父を先に連れて行ってください、と、
おじいちゃんとおばあちゃんにお願いしていたりしました。

今年の夏はなんだか、見えない相手と戦っていたみたいな感じがします。
きっとそれは自分自身だったのかなと、過ぎた今は思いますけど、見えない相手と戦うのはつかれる。

自分と戦わななければならないのは具体的な状況を把握できていないからだと思います。
具体的というは数字であったりサイエンスであったりということです。

具体的に把握できていないから、言い知れぬ不安を漠然と抱え、怯えながら過ごすことになる。
その結果、具体的な解決策を考えようとせずに、ただ、祈ったりする。

そういう運命なんだよ、業だよ、血だよ、ということで諦める。

日本人の不思議をイギリス人の眼から見て、忌憚なく率直に記している本を読みました。



イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言 (講談社+α新書)

イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言 (講談社+α新書)

  • 作者: デービッド・アトキンソン
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/10/21
  • メディア: 新書



最初手にした時、冒頭のこの部分を読んで読もうと思いました。

“日本人は、戦後の奇跡的な経済成長を誇るが、戦前から日本は世界第6位の経済大国、
先進国だったのであり、経済の急成長は、復興需要と人口の爆発的増加による当然の結果であって、
日本人が特別勤勉だったり、モノづくりに優れていたからではない”

あの、世界的に有名になってしまった「おもてなし」についても言及しています。

読んでみると、確かになるほどと頷くことが多く、改めたいと思うその一方で、
でもさ、それが日本人なんだよね、と感じることもあります。







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月の沙漠 [写真]

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はじめ、タイトルを月の砂漠としたのだけど、
なんか違和感を感じたのでよくよく調べてみたらば、正しくは沙漠と書くらしい。

はてどう意味が違うのかしらと久方ぶりに字通を開いてみる、と。

少は砂漠様の形。砂漠の砂を沙、その粗なるものを砂という。
「水の散らせる石なり」とあり、汀の砂を、いう。とある。

砂というのは沙の俗字らしい。


へぇぇ、と感心して字通を閉じる。

字通というのは漢和辞典である。

漢字の成り立ち、意味、用例を追求し、平成8年に刊行され、漢文学者の白川 静が編纂した。
その志は「今の日本では東洋の理念は全く見失われている。その東洋を回復するためには、
まず東洋の古典に親しまなければならない。文字を通じて、その文字の表現する所を通じて、
東洋に回帰する道を求めなければならない。そのために字書を通じて、
その表現にふれる機会を多くもつ必要がある。そのような思いで私は『字通』を書いた。」
と述べている。


実は辞書フェチでもあるのだが、と言っても興味のある分野の辞書しか持ってないのだけど、
国語辞典は読み物として大言海、実用には新潮国語辞典、英語の辞書はランダムハウス英和大辞典、
そして漢和辞典は字通と常用字解を使っている。

別に辞書がなくても普段の生活で困ることはない、ということはなくて、
俺のほうが人生経験長くていろいろ知ってんだぜと、
訳知り顔で説教を垂れる知ったかぶりおやじの仲間入りをしたくないので、
疑問に感じた言葉は辞書で調べるようにしているのだ。

たとえばね、「おまえさぁ、彼女とはそろそろ潮時だから別れたほうがいいよ。」
とか言っているおっさんがいたのだが、潮時とは好機のことを言うのだ。
決して引き際という意味では使わないのである。

たとえば、「その仕事、彼じゃ役不足だよ。」、これだとまったく意味が逆で、
彼の能力に対して役目が軽すぎることを言うのだ。

まぁ、いいや。

辞書は引くものでなく読むものであるとは翻訳家の柳瀬尚紀が言っていた気がするけど、
開高健も枕元で言海を読んでいたらしい。柳瀬尚紀はあの、ジェームス・ジョイスを
日本語に訳した人である。

英語で読むのも大変なジョイスの言語姦覚を日本語に置き換える作業はとても大変だっと思う。


辞書を読むことが愉しくなると、開いて、読んで、手垢がついて、
ぽろぽろになってくる辞書がなんとも愛おしく、使いやすくなってくるのだ。
電子辞書だとこうはいかない。

ちなみにジョイスを読むなら、フィネガンズ・ウェイクが面白いです。
フィネガンズ・ウェイクとは主人公フィネガンのことでもあり、
“FIN AGAIN WAKE”のジョイス語でもある。

読むとわかるけど、最後の文章にはピリオドがない、そしてふたたび、冒頭へと続く。

だからフィネガンズ・ウェイク。


字通

字通

  • 作者: 白川 静
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 1996/10
  • メディア: 大型本



新潮現代国語辞典

新潮現代国語辞典

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2000/02
  • メディア: ペーパーバック



新編大言海

新編大言海

  • 作者: 大槻 文彦
  • 出版社/メーカー: 冨山房
  • 発売日: 1982/02/28
  • メディア: 大型本



フィネガンズ・ウェイク 1 (河出文庫)

フィネガンズ・ウェイク 1 (河出文庫)

  • 作者: ジェイムズ・ジョイス
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2004/01/07
  • メディア: 文庫










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四月はいちばん残酷な月 [写真]

さくら


桜ですよ。さくら。
咲くとみんながなにを置いても撮る花。

自分も写真をはじめた時、画家のおじさんに
「ねぇねぇ、桜ってさうまく撮れないんだよ」って言ったら、
「もう自分の好きな桜を北から南まで探すしか無いな」と。

桜って群で見るものだからいろいろと難しいです。
で、ふと思ったのが、花が落ちて水に流れているという絵。
さらに満開の桜が川面に映ると侘び寂びあるかなぁって。

これは1Dにハッセルについていたプラナー80mm f2.8というレンズをつけて撮りました。
ブローニー用のレンズだから35mmだとピントが薄くて寄ると大変ですね。

T・S・エリオットがこんなこと言ってましたね。

四月はいちばん残酷な月
死んだ大地からライラックを育て
記憶と欲望を混ぜ合わせ
春の雨で鈍い根を掻き立てる

反対にチョーサーはカンタベリー物語の中で4月は恵みの季節として書いていますが、
エリオットはチョーサーを意識してたんでしょうか。






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まったくもってホタテガイ、仕事のあとには美味い一杯が待っている、はず [写真]

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と、もはやなにを言っているのかわからないのですが。

仕事が立て込んでいて忙しいことは忙しいのですが、そんなことくらいで心を
無くしたりしないのだけど、われわれの仲人をしていただいた方を亡くし、
れいの画家のおじさんがちょっとしたことで緊急で入院し、
親父が医者の世話になりと、一端に年齢相応のさまざまなことがありました。

重なるといろいろなことが重なるので、そしてどれも大切なことなので集中していました。

いま、この時間はあの画家のおじさんの続編を編集しています。
まもなく公開できるのでお楽しみに。





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Hasselblad 500CM Planar 80mm F2.8 T* [写真]

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一度だけ、このカメラで撮ってもらったことがあるのだけど、
このカメラで撮るとき、レンズの向こうにいる人がなぜ自然に笑うのかがわかった気がした。

「しゅぼっ」っていう独特のシャッターの音が気持ち良いのだ。

フィルムはブローニーというサイズを使い、60mm×60mmの正方形で写る。
フォーカシングスクリーンには等倍で被写体が投影される。

手に入れてしばらくの間はピントをあわせるのに苦労したのだけど、
慣れてくると、ある程度ピントを合わせたら、
微調整は自分が前後に動けば良いことがわかってとても楽になった。

これを買った時は毎日持ち歩いた。
朝、フィルムを入れて、120のフィルムで12枚撮れる。
帰ってきてワクワクしながら現像して、でも、しょぼくれることが多かったけど。

どんなカメラでも、というか道具なら、その道具とコンセンサスが取れるまで、しばらく時間が必要なのだ。

ハッセルで撮った写真は見るとすぐに分かる。
そのくらい、このカメラの写真は特徴のある素晴らしい写りをするのだ。
もちろん、うまく撮れればなんだけど。





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金星劇場 [写真]

金星劇場


いつ頃取った写真なのか定かで無いのだけど。

使ったカメラはペンタックスのSPというやつ。
親父のお下がりをもらったのでそれで撮ったのだと思う。

このカメラは6年ほど前、浅草にあるペンタックスの修理を専門に扱うところで、
一度オーバーホールしてもらった。

修理完了の電話をもらって取りに行くと、露出計が一段階ほどアンダーだから気をつけてね、
それ以外はぜんぶ治したから、と、気さくなおっちゃんに感謝して店を出た。

そもそもここの店を知ったのは、このカメラの修理を新宿のペンタックスのサービスセンターへ
持ち込んだ時、すごく言いにくそうに、うちではもうこのカメラの修理は扱えないんです。
もしよければ専門にやっているところがあるのでご紹介しますと、
そういう経緯で浅草まで行ったのだった。

横須賀にある(あった)この金星劇場もいまではないらしい。
映写室の小窓があるのを覚えている。

ニューシネマパラダイスの映画館ってきっとこんな感じだったよなと、嬉しくなったのを覚えていて、
その喜びのまま、当時の彼女とTGIフライデーズへ行き、昼間からビールを飲んだことも思い出した。

このペンタックスSPはいまでも持っていて、なんでも自分が生まれた時、
俺を撮るんだと言って親父が買ったらしい。

自分の生まれた年につくられたカメラ。
また、これでなんか撮れたらいいなと。



ニュー・シネマ・パラダイス [Blu-ray]

ニュー・シネマ・パラダイス [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 角川映画
  • メディア: Blu-ray








タグ:金星劇場
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蓮の花 [写真]

蓮の花


一時期、とり憑かれたように蓮の花ばかりを撮っていたことがありました。

蓮の花は日の出とともに開き始めて午前八時過ぎには閉じてきてしまうので、
撮るといっても、咲いているのを逃さないのはなかなかに手ごわかったです。

しかも咲くのは夏なので日の出時刻も早く、かてて加えて、早朝なので人なんていないと思いきや、
蓮の花が咲く有名ドコロはどこも満員の人出。

そして自分がいいと思った佇まいの蓮は他の人もいいと思うらしく、場所の確保も大切で、
でも、何日も続けて通う間にお互いに顔見知りになり、譲りあうという。

自分は長くても85mmのレンズで撮っていたのですが、
殆どの人達は200〜400mm程度のレンズで三脚を使って撮っていました。

今年の夏は久しぶりに蓮の花を撮りに行こうかと、なんとなく、そんなことを思いました。

蓮の花






タグ:蓮の花
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その笑顔が力になる。 [写真]

笑顔



とある22歳の女子と話していて、へぇぇぇ、と思ったのだけど、
その女子曰く「結婚するなら歳のうんと離れた年上の人がいい」と言うのです。

当然、なんで? となるので訊いてみたらば、
「だって、結婚して何十年も経つと、浮気とかで年下の女の人に流れていっちゃう気がするから。。。」

その歳で具体的な予定もないのに、そこまで考えてるんだ、っていうのがひとつ。

あと、その女子が言うには、仮に不仲になっても、絶対離婚はしない、せいぜい家庭内別居、
だって世間体があるから、、、、

なんとも、まあ、現実的な回答でした。

ところで自分はカメラに付いているAEはなるべく使わない派です。
測れる以上は露出計を使っています。

どうしてかというと、AEとうまくコンセンサスが取れないから。
AE使うとどうなっちゃうかわかんないことが多いので。

自分の持っている露出計は通称ダルマと呼ばれているセコニックのもの。
年に一回程度、較正にだして使っています。

デジカメだと上がりがポジっぽいので、白飛びだけしないように気をつけていて、
でも、なるべく明るめに撮ってます。というのは後から明るくするのは、
撮った時の環境光でない不自然な人工的な光を足していくことになるので、
せっかくの光が薄くなっちゃうから。

この写真は撮るよって言ってから数時間後にようやくとれた一枚。
撮られる人が撮っているのを忘れた頃に見せてくれた笑顔がとても素敵でした。





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ボートレイトを撮る腕なんて無いから、自然な姿を撮ることを心がけたい。 [写真]

ひらのっち


旅へ出かけて夜明け直前のほんの僅かな時間に出会える光に照らされる、
見知らぬ光景を撮るのも好きだけど、人を撮るのも好き。

ポートレイトを撮るっていう気負いも腕もないので、
ただ、なんとなく、撮るぞっ、撮られるぞっ、ていう関係でなく、
漠然とそこに佇んでいるネイチャーな姿を撮りたいと思っている。

例えばこれが仕事だと(特にファッション系ね)、撮る方もプロ、
撮られる方もプロなので、フレームの画角はこれね、と、モデルに伝えれば、
モデルの方はカメラのフレームからはみ出ないようにいろいろとポージングをしていってくれる。

モデルはどんな顔が自分のいい顔かよくわかっているので、目線を外しても、
素晴らしい、文字通り、お金を払う価値のある顔や表情、ポーズをする。

これが素人だと、例えば屋外で撮影、というシーンで、真っ白な服を着てきたりして
(それが演出意図なら問題ないけど)、あとで見ると白ばっかり目立つ絵柄になったりする。

メイクも自前で撮影用のメイクをしていないので、雑なファンデーションや、リップ、
はみ出したグラデの粗いアイライン、ゴキブリみたいなつけまつ毛などで、
とてもじゃないけど、近くに寄れない、ということになる。

一時期、仕事で出会うモデルの、休憩時間やセットチェンジの合間に見せる、
自然な表情に惹かれてそればっかり撮らせてもらっていたことがあり、
さあ、撮ってよ、という気合の入っていない、流れるような自然な仕草に心を砕いていた。

だから、人を撮らせてもらう時、どちらかと言うと、撮られていない瞬間ばかり狙っていて、
でも、そういう瞬間の人って本当にいい顔をするんですよね。素晴らしいくらい。

そうやって撮られる人とのコンセンサスが取れるような関係を築くまでが、撮る側の心遣い、
というか、リテラシーというか、配慮、うーん、なんて言うんだろう、
そういう写真を撮りたいと、日々、精進を重ねたいです。






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写真をとった翌日の猛烈な音楽欠乏症について。 [写真]

蒼乃ありす


蒼乃ありす


蒼乃ありす



前からその症状には気がついていたのだけど、ここに来て、ついに確信に変わった。

集中して写真を撮るとその翌日は猛烈に音楽を欲するのだ。

朝起きてからその症状は現れ、出かけるときにはもはや音楽がないとダメ、と言う感じになっている。
だからいつものイヤフォンでなくヘッドフォンを持って出かけることになる。

そして不思議なことにいつも聴いている音楽なのに、いつもと違うところを聴いているのだ。
ほら、メロディとかリズムとかそういうのを追っているとすると、写真をとった翌日の頭は、
例えばやたらに内声ばかり気になったり、カウンターメロディを聴いていたりするようになる。

不思議、不思議の不思議ちゃん。

でも。

ヘッドフォンをしていて気がついた。

耳が暖かいのよ。イヤーマフっていうのこういうの?
別の効能もあったりして、なんとも不思議な写真と音楽の関係です。






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