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質問の革新 [音楽]

夕方、コンビニ前。
これから仕事へ向かう雰囲気をまとった、少し緊張感のある佇まいの、シックな装いの女性。
牛すじの煮込みが串に刺さったものを手早く食べると、容器に入っていたスープ
一気に飲み干して綺麗な足どりで去っていった。

少し涼しくなってくるとコンビニのレジ前に広げられるおでんの宇宙。

コンビニのおでん、きらいじゃないんだけど、買うのが面倒だったのは
「いくつお求めですか?」と事前に訊かれるから。

訊く方の気持ちもわかる。

おでんの数に合わせた、最適なサイズの器に入れたいのだ。
立場が変われば、きっと自分もそうしたいと思うはず。

だけどね、おでんを食べたい心持ちからすると、
ぇっと、すじに大根でしょ、あと玉子ください、それからちくわに、
えっとそれは中にうずらが入ってる巾着? じゃあ、それもひとつ、あと、、、、、と
買いながら選びたいのよ。

それを事前に何個ですか?と訊かれても、そんなこと本人すらわかっていないのだ。

だからコンビニでおでんを買うのはいつもためらっていた。

しかし、だ。昨日見かけたコンビニでの光景は違っていた。

「器の大きさはこのくらいでいいですか?」

大中小、縦に長いものなど、おでん容器のバリエーションの真ん中くらいを指さして尋ねてくれる。

これで俄然買いやすくなった。

事前に数を決めなくていいのだ。
容器の大きさと自分の腹具合の相関関係だけに気を向けていられる。

質問の仕方を変えるだけで、関係性がグッと良くなるのだ。


答えのない質問―1973年ハーヴァード大学詩学講座

答えのない質問―1973年ハーヴァード大学詩学講座




作曲家にしてコンダクター、そしてピアノ奏者のレナード・バーンスタインが、
ハーバード大学での講義をまとめた本、「答えのない質問」。

実際の演奏とバーンスタインの講義を交えつつ、
“曖昧さの喜びと危機−曖昧になればなるほど表現力が豊かになるという美的機能と危険性”、
とかについて話してくれる。

例として使われている音楽はモーツアルト 40番、ベートーベン 6番、
ワーグナー トリスタンとイゾルデの前奏曲と愛の死、ラベル スペイン狂詩曲、
ストラヴィンスキー オイディプス王など。

すごく面白い、バーンスタインならではの音楽論を展開しています。







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コメント 5

JUNKO

そのコンビニさん固定客のハートをがっちり捕まえましたね。
by JUNKO (2015-09-03 13:56) 

knacke

コンビニでおでんを買うのは、ハードルが高いってことがわかりました。
未体験なのですが、きっと、一生未体験でしょう・・・。(∋_∈)
by knacke (2015-09-03 18:51) 

きりきりととと

JUNKOさん、おでんて、家で作ると意外に高く付くんですよね。

by きりきりととと (2015-09-04 22:02) 

きりきりととと

knackeさん、何事も挑戦だ。
by きりきりととと (2015-09-04 22:02) 

リュカ

もう10年くらいコンビニおでん食べてないかも!
おでんって選んでいるうちに、あれもこれもってなっちゃうから
器の大きさは・・って聞かれ方はいいですね。
by リュカ (2015-09-05 09:42) 

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